たしかに、よしたに。

あんな人やこんな人について、考えたことを書きます。すこしでも「たしかに」となりますように。

2018-01-01から1年間の記事一覧

山中亮平という人について。

「もしもし?ほんま最高!」 18年ぶりの日本一奪還を成し遂げた試合直後、神戸製鋼の真紅のジャージの15番を背負っていた男から、電話がかかってきた。 「ほんとうに、やったな!おめでとう!」と返したら、次に、彼はこう言った。 「ほんまええチームやろ?…

サンドウィッチマンという人たちについて。

「関西弁じゃない漫才」として、当時、大学生だったぼくはえらく興奮していたことを覚えている。無愛想な男が徹底的にすっとぼけて、金髪のもう片方がずっとキレていた。 忘れもしない2007年のM-1決勝。敗者復活戦から這い上がってきた、すこし太っちょの2人…

ダン・カーターという人について。

日本のすべての「スタンドオフ」というポジションを選んでいるラグビーキッズたちは、「こ、‥‥これがスタンドオフか‥‥!」と、驚きとともに、よろこびとともに、悲しみも感じていたにちがいない。 世界中の誰もが認めるワールドクラスNo.1のスタンドオフ、「…

「キックオフ!釜石 8.19」のこと。

ラグビーワールドカップ2019™における国内12会場で唯一の東北開催地である岩手県・釜石市。ちいさな三陸沿岸のこの町は、2011年3月11日東日本大震災で大きな被害を受けました。それでも、このまちに希望をつくるために開催候補地に名乗りを上げて、スタジア…

こうありたいと思う人について。

「湘南ベルマーレ」の事務所は、平塚駅というところから歩いて25分ほどかかるので、タクシーを利用することが多いのです、が。 きのうも、その事務所で湘南ベルマーレの社長・水谷さんと「ベルマーレの顔」ともいえる遠藤さちえさんと、あれこれを決めるため…

たった1文字に敏感な人について。

老眼鏡をかけているくらいの年齢の人ならば、たいていの人が知っているようなラグビー界のスターがかつて存在していて、平尾誠二というお方なのですが、人から聞いたり本を読んだりしてこの人のことを知れば知るほど、男も女も惚れる人だったのだろうとわか…